コラム

東京の神社、仏閣の紅葉

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神社のイチョウ

そろそろ関東地方でも、あちらこちらで紅葉が見られる時期になって来ました。紅葉の綺麗な神社、仏閣と言うと、どうしても先日もご紹介しました京都の神社、仏閣を思い浮かべますが、関東地方にも紅葉を楽しめるスポットがいくつもあります。今回は、東京の紅葉の名所を見て行きたいと思います。

東京都千代田区九段北に靖国神社があります。ここのイチョウの紅葉は有名で、大鳥居と織り成すコントラストの美しさは、一見の価値があると思います。ニュース等でもよく話題に上る靖国神社ですが、明治天皇の命によって、創建されたのは明治二年のことです。主に軍人をお祀りしている神社で、そのほかにも軍属や戦争で亡くなった民間人などもお祀りされています。「英霊」と称してお祀りされている戦没者の柱数は、合計で246万6532柱にも及んでいます(柱とは、神を数える単位のことを言います)。靖国神社は、別格官幣社とされ、国家の宗祠ということにより国に管理されていましたが、第二次世界大戦敗戦後にGHQの命令によって、他の神社と同様に宗教法人となりました。靖国神社にお祀りされているのは、国家のために戦争で亡くなった人々なので、日本の総理大臣は吉田首相以来ずっと参拝に訪れています。しかし、このことは政教分離に違反すると反対する人もいます。また、日本が行った侵略戦争の責任者であるいわゆるA級戦犯をお祀りしていることから、ここを首相が参拝に訪れることに対しては、中国や韓国が不快感を表して、批判しています。このように政治的背景が色濃い靖国神社ですが、参道のイチョウ並木の黄色く輝く美しさは、心が洗われるようです。境内の神池公園の紅葉も色鮮やかに紅く染まってきれいです。

学問の神様、菅原道真公をお祀りしている東京都文京区にある湯島天神も紅葉が綺麗な神社の一つです。湯島天神から3kmほど離れたところにある都立庭園の六義園(りくぎえん)は、都内随一と言われる紅葉の名所ですので、湯島天神を訪れる際には、こちらにも是非、足を伸ばして頂きたいと思います。湯島天神では、紅葉の他にも11月1日から11月23日まで湯島天神菊まつりが開催されています。菊人形や大作りと言う千本咲など約2000株もの菊が境内に飾られています。

同じく東京都文京区にある麟祥院(りんしょういん)の紅葉も綺麗です。このお寺は、徳川三代将軍家光の乳母であった春日局の菩提寺で、臨済宗妙心寺派に属します。お寺の庭と調和した黄色い楓の紅葉が見られます。

同じく東京都文京区の根津にあるのが、根津神社です。約1900年前に日本武尊が創祀したとされている古社です。東京十社の一社に定められています。神社の入り口のイチョウが黄色く輝いて美しいです。春にはツツジを楽しめるスポットとしても知られています。

東京都台東区上野にあるのが寛永寺です。天台宗関東総本山のお寺で、創立者は徳川家光、開山したのは天海、本尊は薬師如来です。徳川家の将軍15人のうち6人が永眠している徳川家の菩提寺です。根本中堂と言うお堂がありますが、これは天海がこの寛永寺を作る時に見本としたとされる京都の比叡山延暦寺にあるお堂と同じ名前なのだそうです。寛永寺の境内の黄色く染まったイチョウは見事です。

東京にも紅葉が見どころの神社、仏閣はたくさんありますので、これからの季節、是非お出かけになってみてください。

菊のご紋

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