コラム

神社に鳥居があるけど寺にはない?

投稿日:2017年5月11日 更新日:

私達は神社には当たり前に鳥居があると思っていますが、鳥居ってそもそもなんなのでしょうか。知っていますか?

神域(神の世界)と俗界(人の世界)を隔てる門

神社とは神様が住む地であり、神社の前にある鳥居は神域(神の世界)と俗界(人の世界)を隔てる門として存在することになります。鳥居を潜るということは神様のいる神域に入るということです。

いくつも鳥居がある神社もありますが、そのような場所では更に神聖なる場所へと進む上での“はらい”を受けていると考えることが出来ます。

鳥居と本殿はセットと考えるべき?

鳥居は本殿に続く参道に作られていることが多く、セットという意識を持つ人たちも多くいます。しかし実際には鳥居の歴史の方が、神社の歴史よりも古いと言われています。ということは「鳥居と神殿はセットではないのかも……」ということを推測することが出来ます。

そもそも神社よりも最初に存在しているものは神様という存在です。神様は各地域で自然に生まれた土着信仰が発達し、自然現象を神格化したものも多くあります。

つまり山や海、更に岩などに神様が既に降臨し、それ自体が神社でありそこに最初に鳥居がたてられることになります。

鳥居のルーツを知りたい

鳥居は神社のシンボルとして考えることが出来ます。「神様の場所」を表すのが神社の鳥居の役目として考えてください。神社の入り口には鳥居が存在して、「ここから先は神様のいる場所ですよ」ということを教えてくれているのです。

一方では私達が頻繁に遭遇するものとしてはお寺があります。お寺の場合では入口のことを山門と言います。山門も「ここから先は仏の国」という意味のために存在しています。

寺と神社を鳥居と山門で区別をつけることが出来れば話しはさほど難しくないのかもしれませんが、大阪では四天王寺に、奈良なら生駒聖天(宝山寺)に鳥居を見付けることが出来るのはなぜなのでしょうか。

それは江戸時代までは神社とお寺が一緒に建築されるケースもあったからと言われています。仏教が日本に流行した当時、「日本の神様は仏様が化身したもの」だという考え方がありました。

そのように考えると私達が意識する程神様と仏様とをしっかり分類する必要もないのかもしれませんね。

そして更に、神社の附属施設として建てられたお寺のことを「神宮寺」と呼んだりし、お寺に附属している神社のことを「鎮守社」と呼ぶことがあります。

よく探せば鐘付き堂のある神社だって見付けることが出来ますよ。

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